今日の１冊は、森瀬繁智さんの『キミは「お金持ち」になる方法を知らないだけなんだ』です。この本は、「お金持ちになりたいけど、自分にできるのか？」そう思ってる方にベストマッチな１冊。
本書によると、お金持ちになれる人と、そうでない人の違いは、
「お金持ちになる準備を始めるかどうか？」
だと言います。
なんだそんなことか、と思ったくらいです。
同じ感想を持つ人もいるんじゃないでしょうか？
でも、意外と深い内容だなとも思います。
というのも、宝くじで億単位のお金の当選者で、９７％の人が、元の生活に戻ってしまうという現実があるからです。これって「お金持ちになる準備」ができていないと、一時的にお金をもらっても、お金持ちになれないということだからです。実際、あなたが明日１億円を手にしたとして、ほとんどの人は、そのお金をどうしていいかわからないと思います。お金持ちになった自分を想像できないというか、しっくりこないんじゃないでしょうか？これが「お金持ちになる準備」ができていない、ということだと思います。
そして、著者が行っている「お金のコンサル」で伝えたのは、こんなこと。
・自分も相手も喜ぶことをする
・躊躇せずにお金をもらう
これは一部だそうですが、よく考えられているなぁと思います。
自分が喜ぶことなら簡単ですが、相手も喜ぶとなると、結構ハードルがあがりますよね。みなさんも「値切る」経験があると思います。ただ、値下げしてもらうことばかりこだわると、自分は喜んでも、相手は喜びません。自分の利益はよく見えますが、相手の利益を見ることって、意外と難しかったりしますよね。「三方良し」は、その理想形かもしれないと思った次第。
また、躊躇せずにお金をもらうというのも、簡単なようで難しいものです。毎月の給料なら普通に受け取れる人でも、親切にした人から、お礼にと言って１０万円を渡されたら、躊躇せず受け取れる人は、少数派ではないでしょうか？というのも、これは本書にも書いてありますが、「自分には、たくさんのお金をもらえるほど価値があるとは思えない」と感じいてる人は、多いからです。普段は認識していなくても、いざ普段以上のお金をもらえるとなった時、それが抵抗として出てくるはずです。以前、このブログで「お金大好き」と言えるか、ということを書きましたが、「お金大好き」と言えない人は、「お金を躊躇せずにもらえない」と同義だと思っています。
最後に、この本で面白かったところを１つ。
それは、
「ダサいことを言ってる人に、お金持ちはいない」
という言葉です。
ちょっとわかりにくいと思うのですが、面白いエピソードが書かれていたので紹介しますね。
ある時、著者にこんな相談をした女性がいたそうです。
「夫がケチで、私がお金を払う時に限って、高いお寿司を食べるんですよ。」
この男、確かにケチだなぁと思った人は要注意！
著者がなんと答えたかというと
「好きな人に、美味しいものを食べさせてあげられないのってダサいね」
です。その言葉で相談にきた女性は、「そっか～！」と気づいたというのです。
あなたは、お金持ちのマインドが理解できたでしょうか？
もし、「お金持ちになんて、なれるわけない」
と諦めている人がいたら、試しに本書を読んでみてください。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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