先日、「鬼滅の刃 柱稽古編」の最終回が放映されましたね。
私もリアルタイムで見ていたのですが、鬼殺隊のリーダー産屋敷が、永遠を求める鬼舞辻無惨に、
「私は永遠が何か・・・知っている
永遠というのは人の想いだ。
人の想いこそが永遠であり
不滅なんだよ。
大切な人の命を
理不尽に奪った者を
許さないという
想いは永遠だ。」
と言うシーンがありました。
このセリフ、漫画を読んた時は、名台詞だなと思ったんです。鬼に理不尽に命を奪われたら、その想いはつ受け継がれていくだろうと、その時は特に気にすることはありませんでした。
ただ、今回アニメーションになって、同じセリフを声優さんが声として届けてくれた時、ちょっと違和感を感じたのです。これって、今まさウクライナやガザで起きてることだよな、これはヤバいと。
「大切な人の命を理不尽に奪った者を許さないという想いは永遠」
この永遠の連鎖が、2つの陣営にそれぞれ残り続けたら、永遠に争いはなくなることはないでしょう。今起きている、ガザ地区の争いも、原因はずっと昔のこと。お互いに相手を許さない想いが続くと考えると、絶望的な気持ちになります。人類の歴史が戦争の歴史であることの原因の1つも「永遠」にあるのかもしれません。鬼滅の刃では、鬼舞辻無惨さえ倒せば、永遠は終わるので、単純ですが、現実は永遠の原因となった相手がこの世にいなくなっても許せない想いだけが永遠に続いてしまい、終わりが見えないのです。
世界的に見れば、原爆を2発も落とされた日本が、落とした側のアメリカを恨んでいないのは、超例外なのかもしれません。日本人は許したわけではないと思うのですが、少なくとも子供や孫の世代まで、永遠の想いを相続させなかったのは、すごいことなんだなと思います。あなたはどう思いますか?
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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