50代からでも、自分の大好きなことを探せるのか?

50代男が、大好きなことを探しはじめたらどうなるのか?

20年ぶりの新紙幣発行で、キャッシュレス化は進むのか?

今日、ついに新紙片発行ですね!
日本は、偽造防止のために20年に1度新紙幣を発行するという仕組みをとっています。今回は3Dホログラムや、高精細すかしなどの新技術が投入されたり、数字がアラビア数字になったりと、見やすさもアップ!数字が大きく見えるのがちょっとびっくりですし、ホログラムは一回はどう見えるのか、試してみたいですよね。

 

個人的な感覚としては、特におめでたいとか、待ってました!という感情はなく、いつの間にか自分の財布の中のお札が、少しづつ入れ替わっていくんだなぁ、という程度。前回の新紙幣発行の時も、最初の1枚を手にしたときは、ああ、新しくなったんだな、と認識したくらい。でも、新紙幣発行でドキドキ・ワクワクする人もいるんじゃないかと思います。特に、新紙幣で新しく採用された偉人の出身地では、イベントも開催されてるみたいですね。私のような人は少数派で、多かれ少なかれ、心が躍ってる人が多いのかも。

 

前回の新紙幣発行時、困ったことは1度もなかったと記憶していますが、おそらく今回も、困ったことにはならないと予想しています。自分のところに新紙幣が回ってくるまでに、結構時間がかかると思いますし、ATMやら券売機やら、普段使う機械は旧紙幣も使えるからです。そもそも、現金を使う機会そのものが減っていますしね。その分、スマホ依存率が高くなっているので、気を付けないとマズイです。振込も、ほぼ全部スマホからやってるのを考えると、紛失したり、パスワード漏洩したらと思うと、結構怖いなと。

 

さて、新紙幣発行のたびに問題視されているのは、新紙幣に対応する機械への交換が終わっていない、どうなっているんだ!ということ。銀行のATMや、駅の券売機などは、新紙幣対応がほぼ完了しているようですが、自販機などは2~3割しか交換が進んでいないとのこと。コインパーキングも半数近くが未対応とのことなので、手持ちのお金の全てを新紙幣にしてしまうと、不便な生活になりそうです。まぁ、実際に新紙幣が全国民の手に渡るまでに、かなり時間がかかりそうですが、なんで新紙幣発行までに、機械の交換を進めさせなかったんだ、と憤る人は確実にいます。

 

ただ、自販機自体がこの10年で15%減っているのに加え、新紙幣対応で追加のコストが発生するとなると、簡単に自販機を交換できないのも仕方ないのかもしれません。券売機を使っている外食業界の中には、この機会にキャッシュレスに移行する店もあるようです。個人的には大歓迎なのですが、現金大好き日本人の中には、敬遠する人もいると思います。ちなみに、ここ数年でキャッシュレス決済が社会に浸透した感じがしますが、全取引中のキャッシュレス決済比率は、まだ40%ほどだそうで、80%の中国、90%超の韓国に比べれば、全然低いそうです。それを考えると、キャッシュレス化の余地はまだまだ残っているわけで、新紙幣発行が、それを進展させる、一押しになるかもしれません。

 

キャッシュレス決済にすると、お店側は手数料を負担しなければなりません。今でも現金だけという店もありますが、個人商店でもキャッシュレスにしているところもあります。このあたりは、お客様の利便性をとるか、店の利益をとるかという、スタンスの違いだと思います。ただ、販売の現場で現金のやりとりを経験したことがある人ならわかると思いますが、お金の管理には非常に気を使いますし、1日の終わりに必ず販売したものと、手元にあるお金が一致しているか、確認する作業が欠かせません。1円でもあわないと、最初から全部数えなおしなんてこともあります。また、金庫ごと盗まれたりする事件も多くなっていることを考えると、現金のリスクは高くなっています。ATM自体が減っていることから、現金を銀行に預けたり、引き出したりする手間もかかるようになりました。キャッシュレスのほうが店側のメリットも大きくなっているので、今後はよりキャッシュレス化が進んでいくと思います。

 

個人的には、キャッシュレス決済とマイナンバーが紐づけられ、税金の補足が用意になるほうが、格差是正になると思います。というのも、お金持ちのほうが、資産を隠したりしている割合が多く、それを削減できれば普通の人のほうに利益がもたらされるからです。そもそも社会から不正が少なくなってほしいというのは、多くの人が共通して持っている理想ではないでしょうか?また、格差に関係なく、一人一人の利便性向上という意味でも、お金の出入りが全て記録されることで、税金やら社会保険が自動で支払われたり、病気やケガで保険の支払いがスムーズになったり、いろんな控除が申請なしで適用されたりしたら、すごく便利じゃないですかね?今、東京都知事選の候補者の1人「ひまそらあかね」さんが公約として掲げている「デジタルクーポン」も、デジタル化・キャッシュレス化の中で、普通の人が簡単に便利さを感じられる政策ではないかと思っています。

 

ただ、災害大国の日本では、キャッシュレスだけだといざという時に決済ができない可能性があることも、考えておく必要があります。そう考えると、現金の利用がゼロになることは考えにくいですね。とはいえ、現金の比重は小さくなっていくのは間違いないと思います。もしかしたら、次の新紙幣発行は、20年よりももっと先になるかもしれません。それまで生きていられるかなぁ・・・


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