日経平均株価、ついに過去最高値を更新しましたね。
みなさん、株価上がったこと喜んでいるでしょうか?
FIREとか、新NISAとかで盛り上がっているけれど、株式ってなんだか怖い感じがする人も、まだいると思います。
私個人としては、20年以上続けている投資信託がめっちゃ上がってるから、恩恵受けてます。とはいえ、株価が上がると、必ず「自分は恩恵受けてない」「景気には関係ない」みたいな意見が出てくるものです。ただ、バブル期と違って、今は株式投資がかなり一般化してきています。株式投資ってギャンブルだよねー、と言ってる人は、かなり古い価値観を持っていると言わざると得ません。
こういう「投資はリスク」と考えてリスクを取らず、銀行預金やタンス預金だけでいることは、それ自体がリスクであるということを、認識できないのだと思います。だから、自分はリスクを相当にとっているにも関わらず、それに気づいていないのです。
リスク1)銀行預金の価値低減
ここまで株価が上がってくると、それに比較して銀行預金の価値が、相対的に低下しています。株価だけでなく、金に対しても銀行預金の価値は下落しています。今の金利だと、100万円を1年預けても数円しか増えないので、タンス預金とほぼ同義と言えるでしょう。
2015年の日経平均株価は、15000円代だったことを考えると、この10年で銀行預金の価値が、日経平均に対して、50%以下になっているということは、認識しておいたほうがいいです。
この10年間で、投資環境は大きく変わりました。NISAなど税制優遇策も始まり、長期投資ではリスクは相当減っています。それどころか、株式投資をしないことのほうが、ハイリスクになっているのです。
リスク2)インフレによる現金の価値低減
もう1つのリスクは、そもそも現金の価値が減っていることです。
デフレ時代には、現金の価値が目減りすることはありませんでしたが、今はインフレの時代。同じ金額で買えるものは減っているわけです。カップラーメンも、この2年で10%以上値上げされているのを考えると、現金の価値は10%以上下がったと言えるわけです。
2022年以降、様々なものが値上げされています。インフレ率に賃金上昇が追いついていないので、実質的には賃下げされているようなもの。手元にある現金の金額は変わらないので、価値が減っていることに気がつけない人が多いのかもしれませんが、資産を現金や銀行預金だけで構成するのは、それだけでリスクということですね。
円安による円の価値の低下は、海外に行かないと実感するのは難しいと思います。同じように、国内での現金の相対的な価値の低下も、気づくのは難しいのかもしれません。ただ、リスクをとっていないつもりで、逆に大きなリスクをとっていた、ということがないように知識はアップデートしておきたいですね。
私は1990年代から投資信託をやってきましたが、その当時と比べると、今は株式投資がすごく簡単になっています。NISAなど税金優遇策もあったり、毎月数千円から投資を始められるなど、ハードルもすごく下がっています。もし「株式投資はギャンブル」なんて思っている人がいれば、それが間違いだと早く気づいてもらいたいものです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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