50代からでも、自分の大好きなことを探せるのか?

50代男が、大好きなことを探しはじめたらどうなるのか?

【読了】『無双のメンタル』、そして読書の醍醐味とは?

 

他人からの評価、気になりませんか?

 

上司からの評価を気にする人は多いと思います。
お客様からの評価もそうですし、プライベートでも、ママ友からどう見られているかとか、SNSで発信したことがどう見られているのかを、気にしてしまう人はいるでしょう。

 

このように、生きていく上で避けて通れないのが「評価」です。

 

評価を気にするあまり、自分がどうしたいのか、どんな人生にしたいのかを見失っては本末転倒ですよね。本書は、他人の評価に振り回されず、自分らしく生きるための秘訣が詰まった1冊。

 

本書で面白いと思ったのは、人には凡人、エンジェル、デビルの3種類がいる、ということ。エンジェルは、人を好意的に評価する人、デビルは何をしてもネガティブに評価する人です。大事なのは、誰がデビルなのかを見極めること。デビルがあなたを酷評しても、この人の評価はあてにならないよねー、と影響を受けることがなくなるからです。

 

面倒なのは、特定の条件にあう人だけにデビルの姿を見せる人もいるってこと。強い人には抵抗せず、弱い人だけを狙いうちしてくるようなデビルもいるそうです。他に人には優しいけど、あなたにだけ厳しい。やらしいなぁと思ってしまいますが、まぁこういう人がいるのも事実。

 

こういうデビルへの対処法は、早いうちに反撃するか、誰かに助けを求めること。私の場合、結構反撃してしまうタイプ。学校でも職場でも、間違ったことを言ってくる人にはやり返してきたので、いじめを受けたことはありませんでした。でも、反撃できる人は少数派だと思いますので、悩んでいる人は、誰かに助けを求めるのが最適解かなと思います。今、社内に相談窓口を設けているところは多いですし、相談ダイヤルなどもたくさんあるので、そういう仕掛けを利用しちゃいましょう。本書の言葉を借りると、

 

「仕事よりも、あなたの時間、あなたのメンタルのほうが何倍も大切」

 

なのですがから。


また、本書では「お客様」がデビルだった場合の対処法も書かれてます。今、モンスターカスタマーや、モンスターペアレントといったことがニュースでも取り上げられていますが、こういった困った人への対処法を知っているのと知らないのでは、全然違ってくると思います。

 

本書を読んで「評価」ということで思ったことがあります。
それは、私たちが手にしている「お金」も評価の基準だということです。あなたのやっていることが、誰かの役に立っているからこそ、その評価の形としてお金が入ってくる。あなたが使うお金も、誰かを評価している、という風にとらえることもできるわけです。個人的には、海外でチップを渡す時など、特に意識させられるなと感じたことです。

 

私たちは、誰かに言葉で評価されることばかり気にしがちですが、評価軸は言葉だけではないのだから、誰かの評価だけに意識を向けすぎるのは不健全ですよね。あなたが毎日お金を使っていたり、SNSでいいね!を押しているとしたら、あなたも誰かを評価していると言えます。自分に向けられる評価だけでなく、あなたが外に向けている評価も、トータルで意識してみると、より無双なメンタルに近づけるかもしれないですよ。こんな風に、思考を広げられるのが、読書の醍醐味だなと感じた1冊でした。


もし、あなたが他人の評価に振り回されていたり、そのせいで平安に生きられていないとしたら、ぜひ本書を手にとってみてください。

 

無双のメンタル


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