50代からでも、自分の大好きなことを探せるのか?

50代男が、大好きなことを探しはじめたらどうなるのか?

【感想】『天才性が見つかる才能の地図』は、「才能」の概念が変わる1冊

 

こんにちは。
今日は面白い本を読んだので、その感想を!

その本が『天才性が見つかる才能の地図』です。

 

本書は、サイエンスライターの鈴木祐さんが書いた本。
科学的な知見に基づいた「才能」の探し方の本なのですが、今までの「才能の概念」自体が変わる、興味深い1冊。

 

私たちの多くは、「才能」について以下のように考えていると思います。

 

・「好き」や「得意」で才能を探す
・人生を成功に導く「特別な能力」がある
・人生は「生まれ」で決まる

 

 

 

ですが、本書では、これら全てが間違いだと指摘しているのです。
ここからもうびっくりですよね。

ちなみに、本書でいうところの才能とは、簡単に言い換えると「お金を稼ぐ力」

実際に、その視点から才能に影響をもたらすのは何なのか?が、様々な調査結果をもとに書かれています。驚いたことに、以下のものは、才能に大きな影響を与えないと言うのです。

 

・IQの高さ
・生まれの裕福さ
・自信
・ポジティブ思考
・やりぬく力
・練習

 

面白いのは、IQが高い人ほど、それ以外の人との関係がうまく築けなかったり、自信がある人ほど、人から信用されなかったり、ポジティブな人のほうが努力を怠りやすいなど、多くの人が持っているイメージとは逆の結果に繋がっていること。反対に、自信がそこまでない人や、ネガティブに考えがちの人のほうが、実は結果を出しているというのです。作家の本田健さんも、いまだに「自信がない」と言っていますし、なにかがうまくいかなかった時のことを想定し、色々な策を考えている、と聞いたことがあります。そもそも、やったことがないのに過剰に自信があることのほうが、ちょっとおかしいのでは?と思うのですが、みなさんはどう思いますか?

 

そして、才能に影響を与える影響が大きいのは何なのか?

 

それが「時間と場所」。

 

それを説明するのに用いられていた例が、ミケランジェロです。

彼は他者への共感や社会性が欠けていて「自己中」で「粘着質」だったが、適切ば場面では「職人気質」や「こだわり」になったというのです。

 

そもそも「才能」は、絶対的なものではなくて、自分の所属する集団の中での相対的な評価のほうが大事とのこと。あくまでも、ある時間や場所における相対的なものだから、一見不利に見えることが、評価される可能性もあります。なので、自分には才能なんかない、と諦めてしまう必要はないということです。

興味がある方は、ぜひ読んでみて下さいね。

 

『天才性が見つかる才能の地図』

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
いいな、とおもったら、読者登録お願いします!
2023年9月末までに読者100人目標です。
登録お願いします!

 

☆やコメントをくださるみなさん、ありがとうございます!とってもうれしいです。

はてなブログランキングにも参加しています。読んでみて、ちょっとでも心が動いたという方は、ぜひクリックお願いします。