もし、あなたが映画監督だとしたら、自分の未来をどんな映画にしたいですか?
今日読んだ『物語思考 「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術』は、まさにそんなテーマの1冊。
今、お金持ちになりたい!とか成功したい!という人より、自分のやりたいことを見つけて、それを中心にして生きたい!という人のほうが多くなってきています。自分の好きなことを見つけると言い続けている私も、その一人です。
でも、こういった「好きなこと」「やりたいこと」を見つけたいという人がはまるのが、そもそもそれがわからない、という罠。そして、やってみないことにはそれが「やりたいこと」なのかわからないのだから、とりあえずやってみよう!となるわけです。そんな人が次に躓くのが、挑戦への恐怖心ですね。
つまり、
・やりたいことの見つけ方がわからない
・行動しろと言われてもできない
という人がいるわけですが、本書は、まさにそういう人がターゲット。なんとなく、精神論が書かれているんじゃないの?と思ってしまいますが、この本は具体的なやり方が書かれています。
そのやり方とは、次の5つのステップ。
ステップ1)頭の枷を外し、なりたい状態を考える
ステップ2)キャラを設定する
ステップ3)キャラに行動させる
ステップ4)キャラが最高に活きる環境をつくる
ステップ5)物語を転がす
面白いのは「自己分析」からやりたいことを見つけない、ということ。それができるくらいなら、やりたいことは見つかっているでしょうし、色々行動もできているはず。
そういった「自己分析」で迷子になっている人のためのステップが、上記の5つ。
これは漫画を描く際に、まずキャラを作るということを参考にしているとか。実際に漫画家さんに聞いた話として、物語よりも先にキャラを作る人のほうが多いということ。物語が決まっていなくて、とりあえず書き始める。するとそのキャラが行動して、物語が進んでいく。小説などでもこういった手法で書きすすめる作家さんもいるそうです。
どうやら、キャラが立っていれば、行動が決まってくるという前提にたっているようです。加えて、変化の早い今、現時点の知識でキャリアプランをいくら考えても、その通りになる可能性が低すぎるという現実もあるわけです。織田信長が現代でどんなことをするのか?という物語が作りやすいように、自分のキャラを設定すれば、外部環境がどうなっても、その時々で物語が展開していきそう、そう思いませんか?
それは、大ヒットした作品のキャラを見ればわかるでしょう。ONE PIECEのモンキー・D・ルフィ、呪術廻戦の五条悟、鬼滅の刃の竈門炭治郎などを思い浮かべてみて下さい。もし、自分にキャラを設定できるしたら、どんなキャラにしたいでしょうか?なんとなく思い浮かぶ人も多いのではないかと思います。
なら、「キャラクター思考」というタイトルをつけても良さそうですが、なぜそうしなかったのかも、最後に書かれています。興味をもった方は、ぜひ読んでみて下さい。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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