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50代男が、大好きなことを探しはじめたらどうなるのか?

【鍵はデータ集積と拒否感の解消】中国で営業開始した自動運転タクシーの未来

今日は、以前から注目していた自動運転車についてです。
いよいよ、2023年から中国で自動運転タクシーが営業を開始しています。
テレビでも紹介していたので、気になる方は見てみて下さい。

 

 

www.youtube.com

 

すでに、poni.AI社、百度の2社が自動運転タクシーの営業をしているとのこと。
タクシーの呼び出しや目的地の設定は、専用アプリで完結するので、簡単。気になる乗り心地は、人間の運転と変わらないとのこと。ただ、人間が運転席にいないことへの違和感はありそうです。営業範囲は、大都市圏に限られています。土地が広大にある中国なので、道路も広く、片道3車線の大き目の道路がある場所が営業区域のよう。そして、これまでに事故は1件も起きていないというのも、すごいところです。

 

自動運転が広く普及することで、日本でも社会問題の解決が見込まれています。
それは、

1)渋滞の解消
2)燃費の向上によるエネルギー消費の提言
3)駐車場問題の軽減
4)高齢者の運転ミスの撲滅
5)あおり運転の撲滅
6)酒気帯び運転の撲滅

 

他にも、暴走族などがいなくなったり、子供が車のかげで見えないことでの死亡事故なども、ゼロにすることができることでしょう。また、先日の台風であったような、車の水没などを、相当減らすことができるはずです。

 

特に、命が何よりも大事、という視点に立てば、高齢者の操作ミス、酒気帯び運転をゼロにできる自動運転の導入は、至上命題と言えるでしょう。アイサイトなど、自動ブレーキシステムの導入で、事故は減っていると言われているので、完全自動運転が導入されれば、どう考えても人が運転するよりも、事故は減るはずです。

 

ただ、中国の自動運転業者も、まだまだデータが不足していることは認めています。いくら車載センサーやカメラ、AIが進歩していても、ほとんどありえないうような事態への対応は、AIでは難しいでしょう。例えば、道路の急激な陥没や、人間でもどうしようもない急な飛び出し、前を走っている車からの落下物などは、今の技術をもってしても、対応はできないと思います。ただ、今でさえ100%の安全など保障されていないのだから、より多くの命がすくえる可能性のある未来へ、あゆみを進めていくのは、当然かなと思います。

 

そして、そういった限られた状況への対応をしていくには、膨大なデータの集積が鍵になると思います。どんな時に、どう対応すれば良いのか?を学習させるためのデータです。それが集まれば集まるほど、自動運転車の安全性は高まっていくはずです。そのために必要なのは、様々な状況で実際に自動運転車を走らせることです。

 

問題なのは、法律と、人の感情的なものでしょう。
人に比べ、事故率は格段に下がる可能性が大きいですが、やはり事故ゼロは不可能だと思います。そして、事故が起こったとき、誰が責任の主体になるのか?という問題はつきまとうでしょう。人が運転していれば、運転者に責任をとらせることで、被害者の気落ちを収めることは可能でしょうが、相手が機械では、誰を責めればいいんだ、ということになってしまうでしょう。ここは、法律で定める必要がありますが、誰もが納得できる方法などあるわけないので、日本や欧米でもうやむやなままです。そのあたり、憲法共産党のの指導に従うという中国は、さくっと始められたのでしょう。

マイナンバーカードの問題などを見るに、1つのミスも絶対に許さない日本の国民性は、完全自動運転とは、相性が良くないと思います。現在、完全自動運転は、非常に限られた状況のみに限定されていますが、この状況は続いていくと思います。表向きは、命が大事!と言いながら、自動車事故による死亡者減よりも、わずかなリスクへの恐れに、新しい社会へ進むことを拒も続けていくでしょう。

 

私は、世界各国がどんどん導入が進み、世界から遅れてしまう、という危機感を募られてからでないと、国民的同意は得られないと考えています。最低でも、あと10年くらいかかるでしょう。あなたはどう思いますか?

 

ちょっと重い内容でしたが、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

☆やコメントをくださるみなさん、ありがとうございます!とってもうれしいです。

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