こんにちは。
先日投稿した記事にコメントをいただきました。
いただいたコメント
コメントいただくことが少ないので、とてもうれしかったです。と同時に、どんなに普遍的な価値観だと思っても、それだけでは片付かない問題もたくさんあるなぁ、と感じた次第です。
今、ガザ地区で起こっていることは、人道上の大問題です。１０月２１日に、エジプトからガザ地区に支援物資が入ったことに、ほっとした方も多いのではないでしょうか？ただ、トラック２０台分しか認められなかったことに怒りを覚える方もいると思います。
ただ、一方的にイスラエルにすべての責任があるとするのも、なにか腑に落ちません。今回、ハマスからの奇襲攻撃がなければ、ここまでの事態は起きていないはずです。しかも、女性や子供を含め民間人を虐殺したり、外国人を含む民間人１００人以上を人質にしたことは、許されるものではないと思います。人の命より大切なものはないと思いつつ、許されるものではないと思ってしまう。自分でも滅茶苦茶矛盾しているなと感じます。
その後のイスラエルの空爆で、民間人にも被害が出ているのも、許せないと思う人は多いでしょう。国連安全保障理事会も、有効な手は打てません。ロシアがウクライナに侵攻したときと、逆の構図ですね。ロシアが民間人の犠牲はいけない、即時停戦すべきだと主張しているのを見て、おまえがいうなと思ったものです。
そもそも戦争は絶対ダメ、というのが世界の共通認識ではないということのようです。イスラエルがパレスチナの土地を奪って国を作ったのが悪かというと、そんなに単純な話ではありません。ナチスによるユダヤ人の大虐殺もあり、第二次大戦直後は、ユダヤ人のための国を作るということに、世界の多くの人が感情的に同意していたはずです。ただ、いざイスラエルが建国されると、中東諸国側からイスラエルに戦争を仕掛けたのです。それが第４次中東戦争まで繰り返されます。構図だけ見ると、イスラエルが悪とも言えないはずです。
そして、国際社会というのもあるようでない、ふわっとしたものだということが明らかになったと思います。国連も、拒否権で動けない。仮に動けたとしても、ハマスは国ではないので、国連決議に従うとも思えません。完全に無視するでしょう。そんな相手に対して、イスラエルだけが国連決議違反に問われるとしたら、完全に不公平です。
最後に、人は感情の生き物ということも大きいですね。もし、自分の家族や友人が目の前で殺されたとしたら、自分も銃をとって戦うことを選ぶかもしれないと本当に思います。殺人犯を憎む気持ちはだれだってあるでしょう。殺人者の組織があって、それが野放しになっているとしたら、なんとかしたほうが良いと思うはずです。それでも宗教が同じというだけで、ハマスを支持する大規模なデモが中東で起こっていることを見ると、人にはそう簡単に乗り越えられない価値観の相違があるなと、つくづく思い知らされます。
あの宇宙戦艦ヤマトのリメイク版は、実は地球とガミラスで交渉があり、それを地球側が破ったにもかかわらず、それを隠して戦争になった、という設定らしいです。ほんと、どちらかが一方的に正しいなんてないということが、受け入れられてきているんだなぁ。
とまぁ結論がある話でもありませんが、自分の頭でそれぞれが考えるしかない、ということだと思います。簡単にどちらかが悪と決めつけず、冷静に見ていきたいです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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