50代からでも、自分の大好きなことを探せるのか?

50代男が、大好きなことを探しはじめたらどうなるのか?

民主主義を超える意思決定システムはできるのか?

 

選挙で一票を投じても、政治は変わらないって思ってませんか?


選挙ではなるべく投票している私。選挙速報も見てしまいがち。
でも、自分の1票がどこまで政治に反映されるかは、実感はわかないですね。人口を考えると、1億分の1くらいなので実感がわかなくて当然といえば当然ですが。

 

そして日本の政治だけじゃなく、国連の意義もわからなくなっている人も多いと思います。ウクライナも、ガザ地区に対しても、何もできない状況を見れば、そう感じる人がいても、不思議じゃないですね。国際社会という言葉がありますが、実態は全くないなと最近思います。


今日紹介する本は、成田悠輔さんの『22世紀の民主主義』

本書が目指すのは、民主主義というゲームのルールの変更。
余人にはなかなか思いつかない発想ですね。

選挙で1人、1国が1票を投じるという仕組みはもう限界。多様化が進めば進むほど、どんな政策でも、反対する人が多数出てしまう。議論を尽くせとは言うけれど、誰もが納得する答えなど出るはずもないのです。

 

じゃあどうすればいいのか?

 

それが本書が主張している「無意識データ民主主義」

日々の生活の中で個々人が発する様々な反応を読み取り、AIが意思決定を行うという大胆なモデルである。現時点では、全員の反応を採取することもできないし、それを反映して政策を決定していく処理能力もありません。ただ、22世紀になればそれは可能になるかもしれない。

 

無数の個人のデータをもとにした政策決定。


嘘っぽいと思うかもしれませんが、個々の社会現象や政策を、個々人が全て理解し、論理的に意見を述べることができるとも思えません。たとえ、どんなに教育レベルが上がっても、すべてのことを把握することもできないし、個別の問題に向き合い、考える時間もないでしょう。なんか、政治家とかが勝手に考えたことが、なんとなく実行されていくように感じる人も多いと思います。その政治家の部分が、データとAIモデルに置き換わる、という感じでしょう。私たちができるのは、実は今とそう変わらないと思います。それでいて、個人や組織の意向によらず、政策が実行できるなら、それにこしたことはないのではないでしょうか?

 

それが実現できれば、政治家は不要!


それが本書のいうところの「政治家は猫になる」という言葉の意味するところです・

国同士の思惑を超えて、全世界の人の意思を反映させることができれば、こんなに面白いことはないだろうなぁと思う次第です。こういうことを真剣に考えて、本にまとめることができる著者は、なかなかに非凡だと思います。


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