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劇場版ミステリと言う勿れに見る、思い込みの怖さ

こんにちは。
ミステリと言う勿れの劇場版を見てきました!
原作は読んだことはないのですが、テレビシリーズが面白かったので、劇場版も期待していました。結果、期待を裏切らない面白さでした!!

 

ミステリと言う勿れの魅力は、私的には以下の2つに集約されます。

 

1)主人公の流れるようなセリフ

超変り物の主人公、久能整の細かすぎる観察眼から生じる、長い上に早口のセリフは、テレビシリーズの魅力でした。この劇場版でも、主人公のセリフのさえは健在。ただ、テレビシリーズに比べると、そのスピードはやや控えめ。あまり早いと聞き逃す人が出てくることを危惧したのでは?と思います。


2)久能整が見る、常識へのアンチテーゼ

ミステリと言う勿れ最大の魅力といえば、久能整が日本で常識とされることを「ぼくはいつも不思議に思っているですよ」という枕言葉とともに、ぶった切る点。この劇場版でも、「女性の幸せ」を押し付けようとする老人へのダメ出しが印象的。女性は家にいて、子育てに専念したほうが楽だ、的な発言をする老人に「子育てが楽なことなら、男性も喜んでやるはず」みたいな切り替えしは見事。そもそも「女性の幸せ」のような言葉は、男性目線で作られたものばかり。子育ても、一人ひとりにとって、楽に思う人も、そう思わない人もいる。その人次第ではないか?と一方的な決めつけに異議を唱えます。ただ、羅壮に話すのではなく、淡々と話すのがまたいい感じ。

 


思い込みは、相当に怖い

ネタバレになるので書きませんが、殺人に対する見方も人によって全く異なることを扱ったのも、今世界で起こっていることを考えさせられましたね。使命をして人を排除することを無差別殺人とは違って正当なものとして認識することは、十分にあり得ること。ハマスイスラエルのことを考え、当事者たちはどう認識しているのか、ちょっと怖くなったのも事実です。映画の撮影時に、こんなことが起こるとは思っていなかったと思いますがこれもこの映画の持つ意味なのかもしれませんね。

 


とはいえ、深く考えなくても、痛快で面白い映画なのは間違いありません。面白そうと思ったら、ぜひ見に行ってみて下さい。

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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