50代からでも、自分の大好きなことを探せるのか?

50代男が、大好きなことを探しはじめたらどうなるのか?

【読了】『創竜伝』全15巻読破しました!

 

先日大人買いした田中芳樹さんの創竜伝』全15巻を読み終わりましたので、その感想をまとめたいと思います。若干ネタバレも含まれると思うので、最後まで読んでない人は、注意。

 

 

読み終わって最初に感じたのは、主要メンバーが誰一人欠けることがなくて良かった~ということ。銀河英雄伝説』『アルスラーン戦記では散々でしたので、ほんと安心しました。兄弟の誰かが犠牲になる姿を見ることになるんでは?と思ってハラハラしていたのですが、死んだのはあの征夷大将軍だけ。変に激突しなくて済んだうえに、ストーリー的にもすっきり退場していただいたので、爽快感を感じたほど。

 

長い連載期間だった創竜伝を一か月ほどで読破したので、時代の変遷を感じることができたのも、面白かったこと。10巻まではインターネットすら出てこなかったのに、11巻でインターネットが登場、12巻では携帯電話、13巻ではスマホが登場、14巻でインスタまで登場してきました。『創竜伝』では、支配層による情報操作がしばしば出てくるのですが、多数の市民がネットにアップいた写真の効果が次第に描かれるようになっていったのも、興味深いところ。

 

第5巻の蜃気楼都市、第11巻の銀月王伝奇の2冊が、本編とは関係ないパラレルワールドの話しなのが、最後まで謎でしたが、全巻読んでも謎が残ったままなのは、何なんでしょうね。本編の話しを深めたとも思えず、消化不良感だけが残りました。

 

そして、天帝の謎や、なぜ117代の転生が必要だったのか?仙界って何?月ってどうなってんの?などの伏線が未回収のまま完結したのも、少々微妙なところ。天帝を誰も見たことがないのに、天帝の甥ははっきりしているとか、何でしょうね?まぁ、今後、4兄弟が覚醒して、牛種の親分である炎帝異世界で決着をつけるのではないか?という未来を予感させつつ終わったことで、モヤモヤ感を減らしてくれてはいます。

 

色々小説を読んでいると、シリーズものをどう終わらせるのか?はほんと難しいと感じます。敵を全て倒してめでたしめでたしで終わることもできますし、戦いの途上で終わらせることもできます。敵は倒して、主人公も亡くなるアルスラーン戦記パターンもありますので、それよりは『創竜伝』パターンがいいですね。

 

とまぁ、色々書かせてもらいましたが、ちゃんと終わってくれて感謝感謝!
竜王4兄弟の世界観を堪能させていただき、ありがとうございました。

 

 

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