やっぱ、自分は博愛精神にあふれた人間じゃないことが、はっきりわかってしまった件について。
今日、クリーニングをとりにくそ暑い中を歩いていると、ふと前方に倒れている人が目に入ってきました。距離は１０メートルといったところでしょうか。すぐに、近くにいた女性が、「大丈夫ですか？」と声をかけて、倒れている人が「大丈夫です」と答えていたのが聞こえたので、たいしたことなくてよかった、と思った次第です。
とはいえ、倒れている人が目に入った瞬間のことを思い出してみるに、「この人は、なんでこんな格好で、歩道の真ん中に倒れているんだろう？」と、真っ先に考えていたのです。
いやいや、そこは走って行って「大丈夫ですか？」と声をかけるのが正解だろ！という声が頭に響きます。あのとき、それができれば一番良かったのでしょうが、とっさにそれができないあたり、「ああ、自分ってやっぱ博愛精神あんま無いや」と、ショックを受けた次第。
これまでの人生を振り返ってみるに、高校のとき、自転車で夜の下り坂で事故ったときも、大学のとき、バイクでこけた時も、仲間がすぐに助けてくれました。後者のほうは、病院まで連れてってもらったおかげで、大事に至らずに済んだものです。でも、自分から進んでそういうことをしたことは無かったなと。もちろん、そういう事態に出くわしたこともなかったというのが一番の理由ですが、今日の出来事に遭遇して、明らかになったというわけです。なんか、冷静なんですよね＜自分
じゃあ、これまで人を助けたことが無いのか？というと、そういうわけじゃありません。道を聞かれたり、この電車、〇〇駅に止まりますか？って聞かれたりすること、多数。毎回ちゃんと道案内してきましたし、人の荷物を持ったり、道を譲ったり、ということも数えきれないほどしてきました。それを考えると、０点ってわけじゃないはずです。
常識に照らし合わせて、やったほうがいいことは、たくさんあります。
ただ、その通りにできなかったとしても、自分を責めすぎないことも、大事ですね。今日の出来事で改めて思い知りました。完璧な人なんていないし、自分を許せない分だけ、人のことも許せなくなるのは、間違いありません。完全じゃない自分に、いかにＯＫを出せるのか、日々挑戦していきたいと思います。
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