今日の1冊は中野信子さんの『エレガントな毒の吐き方』です。
完全にタイトル買い。
副題は、脳科学と京都人に学ぶ「言いにくいことを賢く伝える技術」
この本を読むと、京都人の、ちょっと意味不明に思っていた返答の意味が、理解できるようになるでしょう。ただ、使いこなせるかどうかは、あなた次第!
ポジティブであれ!不快なことを入れれてもスルーして、明るく振舞おう。
というのは聞いたことあると思います。
ですが、ネガティブさはむしろ自然。
それを否定すると、かえって人間は病んでしまうそうです。
ポジティブにしようと思って、自然な気持ちを無いことにしてはいけません。
そこでエレガントな毒の吐き方の出番というわけです。
不快なことを見たり聞いたりしたとき、その不快さを毒に昇華しつつ、人間関係を壊さずにしていくの方法を、本書では伝えています。
ストレートに嫌だ、というのではなく、曖昧にしつつも、受け入れてもらえるように伝えるのか?京都人と、それ以外の人の返答の違いを、たくさんの事例とともに紹介してます。
例えば、それほど親しくない人からの無理な依頼を断りたいとき・・・
東京人:「待たせている人たくさんいるから、ごめんなさい」
京都人:「いえ、うれしいですけどちょっと。もっとあっている方を探しましょうか」
他にも、マウンティングされて困っているときや、長居している客に帰ってほしい時、こころの底から許せないことを言われたとき、どういえばいいかなど、面白い言い回しがいっぱいです。
基本的な考え方として、
・ほめているように見せかける
・相手自身に答えを出させる
・自分を下げつつ、断る
・オウム返し質問で受け流す
などがあるそう。
この本にある、ちょっと婉曲的表現は、言われたほうは、理解できない可能性もありますが、??となるだけで、関係が悪化することは無さそうなのが良いですね。私個人としては、これを使いこなせる気がしませんw
その他、便利なキラーフレーズも書かれているので、気になる人は、ぜひ!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
☆やコメントをくださるみなさん、ありがとうございます!とってもうれしいです。
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