以前、著名人の画像を勝手に利用した投資詐欺が流行ったことを、覚えていますか?
テレビでも何度も取り上げられていたので、覚えている人も多いのではないかと思います。例えば、こんな事例のこと。
こういった詐欺は、2024年に多くあったのですが、様々な媒体で取り上げられたこともあり、すっかり見かけなくなっていました。
ところが、ここ最近になって、新しい形の投資詐欺が出てきたのです。
もしかしたら、まだ知らない人もいるかもしれません。
昨年の詐欺と、どう違うのか?
昨年の詐欺は、著名人の画像を使って、投資のLINEグループに誘導するという形式でした。本人の画像を使っていることもあり、ひっかかりやすい傾向があったのですが、本人がテレビなどで否定しているので、長く続かなかったのでしょう。
ところが、最近のものは実に巧妙になっています。
なんと、生成AIを使って、さも本人が話しているかのような「動画」で、投資のLINEグループに誘導するのです。顔も、声も本人のものを利用していて、それを生成AIで動画化しているので、本人をよく知らない人が見たら、騙される確率が高いなと思います。
今のところ、話している口元の動きが、若干怪しかったりするものもあります。ただ、動画で「詐欺動画が出ていますが、私は本人です」とか言っていたり、「えー、」みたいな、言いよどみまで入れている動画もあり、注意が必要ですね。
今年、生成AIによる動画の生成レベルが格段にアップしています。
こういう詐欺グループは、生成AIの機能をうまく使ってるわけで、AIで何が出来るのかを知らないと、騙されてしまう可能性があります。
それこそが、普段AIを使うことが無いという人でも、AIを学んだほうが良い、大きな理由です。投資詐欺は、今の社会情勢のような時、横行すると言われています。それは、一発逆転を狙いたい、という人が出てくるからです。もしくは、将来のことが不安で、少しでもお金を増やしたい、と考える人がいるからでしょう。投資詐欺グループは、そういう人をターゲットにしていて、絶えず新しい詐欺手法を研究しているのです。この研究心を、まっとうな方向に向けて欲しいと思いますが、私たちは騙されないことが一番。
生成AIの進歩は超速です。
自分は絶対騙されない!という人ほど危険かもしれません。
ぜひ、自衛のためにも、AIで何ができるのか?について、学んでおきましょう!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。