やりたいこと、欲しいもの、口にしてますか？
私たちの多くは、やりたいことや、欲しいものを、素直に口にしていない傾向があると思います。いわゆる、遠慮ってやつですね。日本では美徳とされていますが、それゆえに本当に思っていることを口にする機会は限られていると思います。それって、実はストレスを貯めることになるし、自分らしく生きたいと思ったら、遠慮は減らしていくものだと思います。
さて、最近アメリカのトランプ次期大統領の発言を聞いて、びっくりしている人もいるじゃないかと思います。例えば、こんなことを言ってます。
「メキシコ湾はアメリカ湾に変更しよう。とても美しい名前だ」
「カナダは51番目の州に」
「アメリカにはグリーンランドが必要だ」
「パナマ運河をアメリカの管轄にするべき」
まぁ、彼お得意のディールのための発言だとしても、大胆です。
私はトランプ発言まで、このことを知らなかったので、意外と知らない人が多いんじゃないかと思います。カナダが一番近いのですが、意外とヨーロッパやロシアからも近いんですよね。デンマークもかつて強国だった時代があり、その時にグリーンランドはデンマークの植民地だったのです。その後、第二次世界大戦でデンマークはドイツに占領され、グリーンランドは一時的にアメリカの保護下に入ったこともあったそうです。最近では豊富な資源や、地政学上軍事的な重要性も増し、ロシアや中国も欲しているといわれるのが、グリーンランド。トランプ発言は、それをけん制する意味もあるのでしょう。ちなみに、トランプさんは、グリーンランドを購入することを検討しているといわれていますが、アメリカの歴史を考えると、あながち変なこととは言い切れません。
アメリカは、過去何度も領土を他国から買っている
ルイジアナをフランスから、フロリダはスペインから、カリフォルニアあたりは、メキシコから、そしてアラスカはロシアから購入している。ちなみに、グリーンランドは１０４６年にも、トルーマン大統領がデンマークに購入しようとしたことがあり、今回２回目の購入話となるわけだ。日本人の感覚だと、領土の購入ってのはあり得ない感覚だが、アメリカじゃそんなに変なことではないのかもしれない。
そう考えると、トランプ発言も実はそこまで滅茶苦茶なことを言っているわけではないのかもしれないという気がしてくる。とはいえ、そういう発想が出てくること自体が驚きだし、思ったことを口にしちゃうその在り方は、どうなの？と思いつつ、それくらいの自由さがあってもいいよね、と思う人もいるはず。領海侵犯されまくったり、沖縄って日本のものじゃない！と言い続けてる隣国にすら、遠慮してしまうような国である。
トランプさんほど言いまくれとは言わないが、思ったこと、やりたいこと、欲しいものを、もう少し自由に口に出さないと、自分らしく生きるってのは、難しいよね～。
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