昨日紹介した、『恩送りの法則』の著者である若山陽一郎さんと本田健さんの対談を聞きました。そこで、興味深い話がありましたので、まとめますね。
若山陽一郎さんは、TRFのダンサーとして活躍していたのですが、その後、ダンサーを諦めざるを得なくなります。その後、20代で若山さんは、お金を稼ぐことで成功しよう!として、突っ走り、その結果多額の借金を背負うことになったといいます。
そこで、メンターに泣きついた時に言われた言葉が
「人生を逆転させる、とっておきの方法があるよ。
人の嫌がることをやりなさい。」
だったと言います。
それを聞いて、若山さんは、みなさんが思ったであろうことと同じことを、メンターに尋ねました。
「なんで、人の嫌がることをやるんですか?」
その答えは、
「人の嫌がることには、チャンスが多い。
どういうことかというと、
人の嫌がることをやると、
その人は、ありがとうを言ってくれる。
そして、お金は、ありがとう と共にやってくるからだよ。」
それを聞いても、若山さんは、心から納得することはなかったそうです。
その様子を見たメンターは、電話帳を持ってきて、
「この中にある仕事で、一番嫌なものは何?」
と聞きました。
そこで若山さんが答えたのが「廃品回収」です。
汚いし、臭そうだし、重労働そう。そんな理由です。
そこでメンターがさらにひと言。
「じゃあ、そこの業者にとりあえず電話してみなよ。」
若山さんは、しぶしぶその業者に電話します。
とりあえず、面接の予約だけして、その場を取り繕うつもりで。
そうしたら「面接なんて無しでいいから、明日から働きに来てよ!」
と言われてしまったというのです。
完全に目論見が崩れました。
そんなこんなで、嫌々ながら、廃品回収の仕事に励んだそうです。
早く辞めたいと思って頑張った結果「生きの良い若いのがいる」と会社の中で話題になってしまうことに。そして、たくさんの先輩に可愛がってもらい、様々なことを教えてもらったというのです。そのうちに、「この仕事って、自分に向いてるかも!」と思うようになったそうです。
そして、その後にはリサイクルショップ「RE-SQUARE BANUL」をオープンし業界に新しい風を吹かせるまでになったのです。メンターの言葉、正しかったんですね!
これまで、このブログでは基本的に好きだと思うことを試していく、という手法をお伝えしてきましたが、若山さんのようなパターンもあるんです。
自分が好きなことをしたい。
きつい仕事はしたくない。
今、そういう人は多いと思います。
これからは、さらに増えていくでしょう。
でも、そう思いながら、仕事が見つからないという方ももしかしたらいるかもしれません。
そういう人は、若山さんのように、
「人が嫌がることをする」
ことで、道が開ける可能性があります。
こういうやり方もあるということも、知っておくといいかもしれませんね!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
☆やコメントをくださるみなさん、ありがとうございます!とってもうれしいです。
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