50代からでも、自分の大好きなことを探せるのか?

50代男が、大好きなことを探しはじめたらどうなるのか?

【解説】行列の絶えない店「cafe yokoron」の仕組みとは?

こんにちは。
今日は、以前からずっと気になっていた、行列の絶えない店「cafe yokoron」に行ってきました!カフェをやりたい、という人もいらっしゃると思いますが、個人経営で繁盛店を作りたかったら、こういう仕組みもありだなと思ったので、書かせていただきます。

 

この店の前を通りかかるたび、いつも行列ができているので、いつか行ってみたいと思っていたのです。ただ、完全に女性向けの店。50代のおっさんが行くのは、かなり勇気が必要。今日は、妻の仕事が休みだったこともあり、二人で行ってきました。

実際に行ってみて、この個人経営店「cafe yokoron」の行列の絶えない仕組みは、以下の5つかと。


1)インスタ映えするメニュー


 第1の仕組みは、もちろんインスタ映え
 「cafe yokoron」のインスタを見ると、とにかくきれいなスイーツで埋め尽くされています。これは、そういうものが好きな層には、めちゃくちゃハマるはず。私が今日食べたのは、「黄色いバスケット」というランチメニュー。妻は「赤いバスケット」。
写真見てみてください。完全に「萌え断」ですね。また、カラフルな食事が際立つよう、店内の調度品などは、レトロで暗め、植物も枯れた感じに統一されています。

 

黄色いバスケット

赤いバスケット

抹茶のチーズケーキとロールケーキ


2)扱う品数を絞る


 第2の仕組みは、メニューに乗せる品数を少数に絞ること。今日のメニューは、軽食が2つと、スイーツが6つ、あとはドリンクのみでした。個人経営であることを考えると、品数を多くすれば、作るだけでも大変ですし、売れ残りのリスクも抱えることになります。見栄えとおいしさに自信があるから、できることかもしれませんが、店の仕組みとしては、無理のない方向性だと思います。こことは完全に逆を行く、メニューの数勝負の店もあると思いますが、経営側の負担も大きくなるので、個人経営ではメニューを絞ったほうが良いと思います。

 

3)メニューを頻繁に入れ替える


 第3の仕組みは、メニューを頻繁に入れ替える、です。
 店のインスタに載っているスイーツ、今日はありませんでした。そして今日のスイーツメニューは、抹茶&さくら系で統一されていました。妻がネットで調べたところでは、軽食メニューも、色々あったようです。ということは、季節に応じてメニューは入れ替えているのでしょう。リピーターを飽きさせないための工夫ですね。メニューの数が少ないことも、入れ替えには有利です。初めからこれを意図していたのかはわかりませんが、良い仕組みですね。

 

4)店は小規模&行列前提


 そして第4に、小規模店であるということ。この店の定員は8名。2名がけのテーブルが4つだけです。小さい店なのですが、テーブルはちょっと離れているので、自分たちだけの空間、という気分になれます。しかも、少ない来店人数で行列ができるのも良いですね。店の外には、入店待ちの人専用の椅子が並べられているのも親切。

 

5)営業を最小限に抑える


 最後に、営業時間を極力少なくしていること。営業は金曜から月曜の4日間、時間は11時から15時までです。しかも、連休などは基本的にずっと休み。今年のGWも、5月1日から11日までずっと休みです。夏も、1か月くらいずっとお休み。これは店のオーナーの生き方なのかもしれませんが、人気店であっても、利益よりも時間優先なのでしょう。こうすることで、なかなか入れない店、というブランディングも成り立ちます。がんがん働いて稼ぎたいという人には、向いていませんが、こういう働き方をしたい人もいっると思います。

 


ここまで5つ見てきましたが、いかがでしょうか?
「cafe yokoron」、もちろん美味しかったですよ。
基本的には、女性にターゲットを絞った店ですが、夫婦なら男性でも入れると思います。お客さんの多くは、女性が一人、または2人。たまにカップルや、女性の親子、という感じのようです。店に入ったのは今日が初めてでしたが、店の前を通るたびに、行列ができていますので、それを見てたから、まず間違いないでしょう。

 

こういった仕組みは、店を開店する前から考えていないと、実現は難しいかもしれませんね。もし、将来は個人経営の飲食店をやりたい!という人がいれば、参考にしてみてください。


ここまで読んでくださり、ありがとうございました。