あなたが重視するのは「出会い」でしょうか?
それとも「別れ」でしょうか?
私は「別れ」のほうが重要だと断言できます。
一緒に仕事をした時間が短かったとしても、別れた時の印象が良ければ、その後も良い付き合いが続いています。その人が他の仕事にうつっても、活躍しているか気になりますし、何かの拍子に再開することがあっても、話が弾むことは間違いありません。逆に、仕事をやめる時に、その職場に迷惑をかけっぱなしだったり、引継ぎができてないのに、最後に年休を消化したりするような人は、その後あまり関わりあいたいと思わないですよね。
反対に、最初の印象が良かったとしても、実際に一緒に仕事をしてみたら、思ったほどできる人ではなかった、ということもあります。今では、転職も珍しいことではなくなりましたが、転職時には、自分の実力を大きく見せたいと誰でも思うはず。私も転職したのでよくわかりますが、あえて実力を低く見せる人は、誰もいないと思います。
仕事だけでなく、たとえば結婚・離婚を考えても、離婚のほうが重要だと思います。幸せな結婚は簡単ですが、幸せな離婚は、本当に難しいからです。ただ、離婚がきれいにいけば、その後も友人として良い関係を保てますし、夫婦という形ではなくても、支えあうこともできるでしょう。経済的なことを考えても、裁判になることを考えても、きれいに別れることのほうが、重要だと思います。
これが「別れがより重要」だと考える理由です。
終身雇用が失われ、多くの人が、複数の職場を経験することが当たり前になっています。そして、人生100年時代と言われ、60歳を超えても働く人が増えていくのは間違いないでしょう。長く働きたいと思っているなら、ぜひきれいに辞める・別れるということを意識してみて下さい。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。