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【感想】ゴジラ-1.0、実は環境問題が裏テーマ!?

昨日、ようやく話題の映画、ゴジラ-1.0を見てきました!
シン・ゴジラはかなり好きな映画だったけど、あれは現代に現れたゴジラの話。-1.0は戦後すぐと、武器環境が違いすぎて、どうやって倒すのかが個人的には一番気になるところでした。結論を言うと、その手できたか!?という方法だったのですが、まさか震電まで出してくるとは想像のかなり上行ってて、楽しめました~。で、意外にも環境問題を裏テーマくらいに設定しているんじゃ?と思った次第。

 

ここからは多少ネタバレを含みますので、まだ見てない方は読まないようがいいかもしれません。

 

物語序盤に登場するゴジラは、放射性物質にやられる前の姿。あの段階でも相当凶悪なパワーでしたが、もしかしたら、主人公が乗っていたゼロ戦の機銃で倒せた可能性もありそうだったと思います。

 

ところが、米軍の核実験で大量の放射線を浴びたと思われるゴジラは、めちゃくちゃな進化を遂げてしまいます。巨大化、ゴジラ特有の放射能火炎、そして、異常な回復力です。口の中で機雷が爆発して、顔が半壊しても、すぐに再生してしまうなんて、回復魔法かよ、と思ってしまうほど。

 

設定で特徴的だと思ったのは、ゴジラを打倒しようという組織が民間組織なこと。戦後、自衛隊もなく、米軍は対露関係で動けずという状況の中で、かつて軍で戦った敗残兵たちが立ち上がるわけです。当然、武器は使用できず、かろうじて確保した旧海軍の重巡 高雄も、ゴジラにあっという間にやられてしまいます。至近距離で主砲の直撃を受けても大丈夫な身体って、どんなですか?という感じ。

 

そんな異常な防御力を持つゴジラを倒すために考えられたのが「海神(わだつみ)作戦」。ゴジラを水深1500メートルの相模湾に誘い出し、大量のフロンガスを一斉に噴出・発泡させることで、ガスの泡でゴジラを丸ごと高速で海底に沈める、というもの。普通ならこれに耐えられる生物はいないのだが、仮にゴジラが水圧に耐えた場合のことを考え、作戦の2段階目がある。それが、巨大浮き袋を深海でふくらませ、ゴジラを海面へと急速に浮上させ、超減圧の力でゴジラを葬ろうというもの。武器が使えない組織ならではの作戦と言えるでしょう。

 

私が気になったのは、大量のフロンガスを作戦に使うこと。みなさんご存じのとおり、今となっては地球温暖化の原因の1つとして認識されているものです。核実験に、放射能、そしてフロンガスとくれば、今の環境問題と切っても切り離せないものです。今の科学で考えた最高の作戦も、長い目でみれば地球に対しては害悪でしかないのかもしれない、そんな視点でこの映画を見てしまいました。

 

個人的には小学校高学年のころ、日本海軍のプラモデルにはまった経験があるので、重巡や、駆逐艦が登場したこと、そして局地戦闘機震電」の登場は、胸熱展開でした!後半はストーリー的には、めちゃくちゃ予想どおりの展開だったので、安心して見られる映画だったなと思います。

 

個人的にはそこまで意識しませんでしたが、アカデミー賞を撮った視覚効果も、もちろん見どころだったと思います。やはり、面白そうと思った映画は、絶対の見よう!と改めて思わせてくれた映画でした~

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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