50代からでも、自分の大好きなことを探せるのか?

50代男が、大好きなことを探しはじめたらどうなるのか?

多様性重視からの揺り戻しが、ついに始まった?

多様性って、大事だと思いますか?

最近見た記事で気になるものがあったので、今日はそれについて。
アメリカでは、企業経営においては、多様性よりも能力や適性を重視する方向へ向かっている、というもの。

 

news.yahoo.co.jp

 

証券取引所ナスダックが設定した基準が裁判所によって無効と判断された件です。これは、企業が上場する際に、取締役会に女性やマイノリティーを一定数含めることを求めたものでした。このところ、先進国では、多様性を重視する方向へと走ってきましたが、この決定で、多様性推進のあり方が大きく変わる可能性が出てきたと思います。

 

多様性は、近年のビジネス界や政治・教育において重要なテーマとなってきました。日本でもLGBT法が出来たり、同性婚を認める自治体が出てきたりしているのを知っている人おいると思います。ネットのアンケートなどで、性別の入力を求める際も、男性、女性だけだとNGになったのは、仕事上で驚いたことの1つです。ドラクエウォークで性別表示がなくなり、タイプ1・タイプ2という表記になったのを見た時から、やるすぎじゃね?と思ったものです。

 

多様なバックグラウンドや視点を持つ人々を組織に取り込むことで、新たなアイデアイノベーションを生み出し、競争力を高めることができると考えらてきましたし、少数派の声を反映すべき、という意見もあると思います。実際、多様性を重視する企業は、そうでない企業に比べて業績が良いという研究結果もあります。しかし、今回の裁判所の判断は、こうした流れに一石を投じるものといえるでしょう。

 

この無効判決を受けて、多様性を推進してきた企業は、その取り組みを再考する必要が出てきました。多くの企業は、能力をより重視する方針へとシフトする可能性が高まっています。経営における能力重視の動きは、社員一人ひとりがその能力を最大限に発揮できる環境を作ることで、組織全体の生産性を向上させることを目指しています。今回は、アメリカの話ではありますが、いずれ日本にも波及してくるのは間違いないと思います。

 

しかし、この動きは一方で、既存の多様性推進の枠組みを脅かすものでもあります。特に、過去に差別や不利を被ってきたグループにとっては、こうした基準が撤廃されることで、再び門戸が狭まる危険性を、声高に叫ぶかもしれません。

 

また、多様性と伝統文化の対立という側面も考えておきたいものです。
近年、除夜の鐘がうるさいという声に屈して、大晦日に鐘を鳴らさないお寺も出てきたそうです。日本人なら、除夜の鐘がうるさいと感じる人はいないと思いますが、外国の方はそうではない可能性もありますよね。多様性という大義名分で少数の声をどこまで聞かなければならないのか、そして日本の伝統文化をどう守っていくのかも、考えなければいけないと思います。個人的には、日本の伝統文化は、最大限守っていくことが、日本人の役目だと考えていますが、あなたはどう思いますか?

 

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