50代からでも、自分の大好きなことを探せるのか?

50代男が、大好きなことを探しはじめたらどうなるのか?

「遠くへ」より「深く」。50代になって気づいたこと

若い頃は、「もっと遠くへ行きたい」と思っていました。
純粋に、物理的に遠くに行きたいと
いうことも、もちらんありましたがが、
もっと収入を増やしたいとか、
もっと多くの人に認められたいとか、
今よりも「もっと・・・したい」と
いう気持ちが、ずっと続いてきたような気がします。

 

もちろん、それが悪いことだったとは思いません。
目標があるからこそ、人は成長できるからです。

でも50代になって感じるのは、
人生は「どれだけ遠くへ行ったか」
だけではない、ということです。

コスパでも、タイパでもなく、
「どれだけ深く味わえたか」が、
幸せを決めるのではないでしょうか。


同じ時間も、味わい方で密度が変わる

同じコーヒーを飲む時間でも、
スマートフォンを見ながら飲むのと、
香りを楽しみながらゆっくり味わうのでは、
まったく違う時間になります。

同じ家族との食事でも、
ただ食べるだけなのか、
会話を楽しみながら過ごすのかで、
その時間の豊かさは変わります。

人生も同じです。
遠くへ行くことばかり考えていると、
今ここにある幸せを見逃してしまいます。

「次の目標」「次の成功」「次の休日」

未来ばかりを追いかけていると、
人生はいつまで経っても「まだ途中」のままです。


「深く生きる」を意識する

私は最近、「深く生きる」ということを
意識するようになりました。それは、
病気の治療の期間が6年目になったり、
帯状疱疹で痛い目にあったことも、
影響しているのかもしれません。

一冊の本をじっくり読む
季節の風を感じながら散歩する
久しぶりの友人とゆっくり話す
心から「ありがとう」と伝える

そんな何気ない時間が、
以前よりずっと愛おしく感じられるようになったのです。


年齢を重ねることは、失うことばかりではない

体力は若い頃より落ちるかもしれません。
でもその代わりに、物事を味わう力は、
少しずつ育っていきます。

急いで結論を出さなくてもいい。
たくさん持っていなくてもいい。

大切なのは、
一つひとつを丁寧に生きることです。

人生の残り時間は、確実に短くなった今、
限られた時間をどう充実させるのかは
大きな意味を持ってきます。

人生は、長さだけでは測れません。
どれだけ多くの経験をしたかでもありません。

どれだけ心を込めて、その瞬間を生きたか。
それが人生の深さをつくっていくのだと思います。


足元の花にも、目を向けてみる

50代は、人生を広げる時期から、
人生を深める時期への入り口だと思います。

遠くばかりを見つめるのではなく、
足元に咲いている花にも目を向けてみる。
そんな毎日の積み重ねが、人生を静かに、
そして豊かにしてくれるのでしょう。