あなたにも、きっとつらい体験があったと思います。
私も、このブログに書いただけでも、
自転車で一回転して地面にたたきつけられたり、
非結核性抗酸菌症で、長く闘病していたりと
結構な目にあってます。
今日のテーは、そんな辛い体験が、
実は強いコンテンツだよ、という話。
同じテーマで書いても、体験者と非体験者の
文章はまったく違います。
離婚を経験した人が書く「離婚後の生き方」に、
未経験者は永遠に勝てません。
借金を抱えた人が書く「お金との向き合い方」は、
優等生的なファイナンシャルアドバイスより
何倍も読まれます。
うつ病から回復した人の言葉は、
どんな専門家の解説よりも、当事者の心に届きます。
それはなぜか?
読者は「正しい情報」ではなく、
「同じ場所に立ったことがある人間」
を探しているからです。
体験は、参入障壁になる
ビジネスの世界では「参入障壁」
という概念があります。
他者が簡単に真似できない強みのことです。
コンテンツの世界でも、
まったく同じことが言えます。
知識は勉強すれば誰でも得られる。
文章力は練習すれば誰でも上がる。
でも「その体験をした事実」だけは、
絶対にコピーできません。
あなたが経験した挫折、喪失、苦しみ。
それは他の誰かが後から追いかけてきても、
決して追いつけない領域です。
辛かった体験ほど、強いコンテンツになる
多くの人は、自分の痛みを
「早く忘れたいもの」
として扱います。
でも視点を少し変えてみてください。
あなたが最も苦しんだ体験は、
同じ苦しみの中にいる誰かが、
今この瞬間も必死に検索しているテーマ
かもしれないのです。
あなたが誰にも言えなかった悩みは、
もしかしたら、
言葉にされるのを待っている読者が、
世界中にいるテーマかもしれません。
辛かった体験ほど、書かれていない。
書かれていないから、価値がある。
そういや、作家の本田健さんは、
もし、破産したとしても、
破産からの復活のストーリーを
本に書いて復活する、
と言っていました。
世界的なベストセラー作家が
破産して、また復活するという体験は、
確かにちょっと読んでみたいかも?
そう思わせるものがありますよね。
こんな風に考えられたら、
一見ネガティブにしか思えない体験も
実は、強力なコンテンツを手にする
貴重な経験と言えるでしょうね。
「あの経験をした人間」は、あなただけ
肩書きは変わります。
職場も変わる。
スキルもいつか陳腐化します。
その時間は、どんどん短くなっています。
でも「あの経験をした人間である」
という事実だけは、何があっても消えません。
リストラされた翌日から、
あなたは「リストラの当事者」です。
離婚届を出した日から、
あなたは「離婚を経験した人」です。
病気と闘った日々は、完治した後も、
あなたの中に残り続けます。
それはコンテンツとしての「本籍地」。
誰にも奪えない、あなただけのポジションです。
人生で最も辛かった体験を、
一度だけ違う目で見てみてください。
「これを正直に書いたら、誰かの助けになるだろうか」と。
答えがイエスなら、それはもうコンテンツです。