無理して頑張ったこと、ありませんか?
そして、それを誇りに思ったことも
あるのはではないかと思います。
私も、20代、30代の頃の私は、
「無理ができる人」が
優秀な人だと信じてました。
徹夜してでも仕事を終わらせる。
休日を返上してでも期待に応える。
多少体調が悪くても、気合いで乗り切る。
IT業界にいた頃は、深夜まで働くことも
休日出勤も珍しくなかった。そして正直
なところ、そんな自分を少し誇らしく思
っていたんです。
「自分は頑張れる。」
「まだ大丈夫。」
「みんなもやってる。」
そう言い聞かせながら、無理を重ねていた
のが、かつての私でした。
でも、50代になって、ようやく気づいた。
無理をする能力は、才能ではなかったと。
若い頃は、多少無理をしても翌日には
完全回復できたものです。
寝不足でも何とかなったし、疲れていても
次の朝には動けた。始発で家に帰って、
9時出社なんてことも経験しました。
今考えると、なんてことをやってたんだ
と思います。
でも年齢を重ねるにつれて、そういった
ことが少しずつ通用しなくなっていく。
疲れが抜けない。
体調を崩すと思った以上に時間がかかる。
気力だけでは越えられない壁があること
が、明らかになる。
そのとき気づいたんです。
本当に大切なのは「無理を続ける力」ではなく、
「無理をしなくても続けられる仕組み」
をつくることだと。
具体的には、こんなことです。
頑張りすぎる前に休む。
予定を詰め込みすぎない。
人に頼れることは頼る。
睡眠と食事を後回しにしない。
そして「今日はここまで」と自分に言ってあげる。
できれば、チームメンバーにも。
若い頃の私は、これを「甘え」だと思っていた。
今は違う。これは甘えじゃなく、
自分を大切にする知恵だったのだ。
マラソンで最初から全力疾走する人はいない。
ゴールまで走り切るために、ペース配分を考え
る。人生も、たぶん同じでしょう。
50代は人生の後半戦。
ここから先も自分らしく、元気に、
機嫌よく生きていくためには、
「頑張り続けること」より「続けられること」
の方がずっと大切になってくる。
だから今度は、「無理をしない勇気」を
持ちたいと思う。
休むことを許す。助けを求める。
余白をつくる。それは弱さじゃない。
むしろ、人生を長く豊かに楽しむための、新しい強さ。