
「困っている人を助けたい」
そう思ったこと、ありませんじゃ?
そのこと自体は、とても素敵なことです。
でも、その気持ちが時として相手を傷つけて
しまうことがあるって、知っていますか?
人を助けようとするとき、無意識のうちに
相手を「弱い人」「できない人」として
見てしまっていることがあります。
「この人は私がいないとダメだ」
「私が何とかしてあげなきゃ」
ダメ男を見て、私がなんとかしてあげなきゃ
って思うような、アレに近い感じでしょうか?
こんな風に思ってしまうのは、実は相手の力
を信じていないということ。相手を下に見て
自分が上から引っ張り上げようとしている
構図になっているんです。
でも、よく考えてみてください。
目の前にいる人は、本当に「弱い存在」なの
でしょうか?その人だって、これまで自分の
人生を歩いてきた一人の大人です。あなたと
同じように、それぞれの強さや可能性を持っ
ているはずです。
もちろん、困っている人が「助けて」と言っ
てきたら、手を差し伸べるべきです。
それは当然のこと。
ただ、そのときに大切なのは、相手をどう
見るか、という視点。
相手は弱くて何もできない人なのか。
それとも、今はたまたま迷っているけれど、
本来は自分で道を切り開く力を持っている
人なのか。
この違いが、手助けの質を大きく変えます。
前者の見方で接すれば、相手は依存的になり、
自分の力を信じられなくなるかもしれません。
一方、後者の見方で接すれば、相手は「自分
にもできる」という感覚を取り戻していける
はずです。
これって、国と国の間でも同じ。
相手の国が困っているからって、お金だけ
あげても、一時しのぎにしかなりません。
即効性はなくても、相手が実力をつけられる
ように、長期的にサポートするのが、最終的
にはよかったりするのです。
「人を助ける」というのは、代わりに何かを
してあげることじゃない。
相手が持っている100%の力を信じて、
それが発揮されるのをそっと支えること。
「あなたならできる」と信じて待つこと。
そんな姿勢こそが、本当の意味で人を支える
ことなんじゃないでしょうか。
善意から始まった行動が、知らず知らずのう
ちに相手の可能性を奪っていないか。時々
、立ち止まって考えてみる必要がありそうで
す。
ここまで読んでくださり、
ありがとうございました。