
Xを見ていたら、目に留まった本があった。
それが『成長以外、全て 死』である。
表紙を見ただけだが、安定、安心、現状維持
を全否定しているのは、ある意味清々しいと
も言える。多くの日本人が安心・安全を求め
る中、そういった現状へのアンチテーゼとし
て、一定数の評価をもらえそうな本だなと
思う。まったく読んでいないのに、こんなこ
と言ってしまい、ちょっと申し訳ない(汗
同時に、人は必ず最後を迎えるのだから、
別に成長に拘る必要はないよね、という考え
方もあるよね~、とも思う。
そして、大事なのは「成長」という言葉の
意味を、自分なりに定義しておくことだと
思う。
50歳を過ぎると、肉体的にはいわゆる成長
することが難しくなってくる。それどころか
以前できたことが、できなくなっていくのが
デフォルトになってくる。こういった状態に
なった時、成長以外ダメ、という価値観で生
きていると、生きる意味を失ってしまうのは
あきらかだ。記憶力も衰え、近いところは見
えなくなってくる。それまでと同じように食
事をして、運動していても、同じ体形を維持
することはできなくなるのだ。そして、それ
は程度の差こそあれ、万人に降りかかってく
る。
この、どんどんできなくなってくる状態で、
なんとか生きようともがくことも「成長」で
はないだろうか?
できない状態に抗うことも、できない状態を
受け入れて、それに適用して生きていくこと。
どちらを「成長」とするかは、自分自身で
定義することが、幸せに生きるために欠かせ
ないことなのだ。
これは、50代になってみてはじめて実感
できるようになること。40代までの下降曲
線とは全く次元の違う体験を通して得ること
ができる、ちょっと悲しい知見なのである。
そして、多くの人がこれを受け入れて生きて
いるのだ。それを、他の人が「成長してない」
と断じるのは、なんか違う。
これこそ「若さゆえの過ち」の1つだろう。
ここまで読んでくださり、
ありがとうございました。