
今、お米のニュースを見ない人はありませんよね?
ただ、基本的には、どうしてこうなったのか、とかお米の適正価格っていくらなんだ?みたいな論調が多いように感じています。備蓄米の放出に関しても不公平だと言う人はいても、じゃあどうすれば良いのか、現実的な案を出す人は、誰もいません。これって、健全じゃないと思いませんか?
あなたも、もしかしたら、この騒動は誰か悪い奴が引き起こしたもので、自分は被害者だと感じているかもしれません。もしかしたら、誰かがお米をストックして流通量を減らしている可能性もあります。備蓄米の放出で流通量は増えているのに価格が下がらないのは、かなり不自然ではあります。ただ、よく考えてみると、私たち消費者も、完全にこの米騒動の当時者として、価格形成に参加しているのです。
そもそも、お米が買えない!という問題が起こったのは、昨年の8月でした。あの時、何が起こったのかというと、そうです、「南海トラフ地震臨時情報」が出たのです。大地震が起こったら、食べるものが不足するかも?と感じた人が、お米を必要以上に買ったことで、スーパーからお米が消えたのを覚えていると思います。あの時は、新米が出れば、品薄は解消されると言われましたね。実際、新米が出始めるとある程度は、お米が流通するようになりましたが、結局米の不足感は続き、価格の高騰へと繋がっていったのです。
その間、あなたもきっとスーパーや、ふるさと納税などで、お米を買ったと思います。最近では、備蓄米が安く提供されていますが、どんな味がするんだろう?と興味本位で買った人もいたはず。本当に必要としている人に届いているのか?と問題視されていますが、興味本位で買った人がいるおかげで、必要な人の手に届いていない可能性は否定できません。
これまでも、オイルショックの際のトイレットペーパーや、コロナ過のマスクなど、不安だからという理由で、多くの人が買い占めに走った歴史があります。東日本大震災の時、関東からコメや水が消えたこともありました。あの時も、我先にと買い占めた人がたくさんいました。今回の米騒動も、消費者はただの被害者ではなく、原因の1つを作ったのは、間違いありません。
自分が当事者だと考えれば、次に同じようなことが起こった時、どうするかを考えるようになると思います。人は、不安になった時、自分が脅かされると感じた時、どこまでも身勝手になれる生き物です。同時に「お互い様」といって譲り合うことができる部分も持ち合わせている、世界でもすごく稀な国に生きています。あなたは、どちらで生きたいでしょうか?ぜひ、考えてみて下さい。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。