
「初心忘るべからず」
この言葉、どこかで聞いたことがありますよね。室町時代、世阿弥が書に残したこの教えは、物事を始めた当初の謙虚さや真剣さを忘れてはいけないという戒めです。
でも正直に言いましょう。この「初心を忘れない」というのが、実は想像以上に難しいんです。
なぜ私たちは「初心」を忘れてしまうのか
同じ毎日、同じ作業の繰り返し。
慣れというのは恐ろしいもので、いつの間にか注意は散漫になり、最初の頃のような緊張感は消え去ります
。
「これなら絶対にできる」
「もう何度もやったからわかっている」
この思い込みが、私たちの成成長を止めてしまうのです。
私も、ITの仕事を20年以上年続けてきて痛感します。技術の進化に合わせて常に新しい知識を吸収し続けなければ、あっという間に時代遅れになってしまう。特に50代に?ると、この「慣れ」と「思い込み」が強くなり、心の老化を感じることも増えてきました。
「初心」を取り戻す最強の方法
そんな中で見つけて、初心を忘れないための確実な方法があります。
それは...
定期的に何かの「初心者」になること
これ以上なく単純ですが、効果は絶大です。
意図的に「何もわからない状態」に自分を置くのです。
自分の中にある「わからない感」「できない感」と向き合う機会を自分から作ることで、謙虚さと好奇?を取り戻せるのです。
実践例から見る効果
音楽グループのMrs. GREEN APPLEが活動休休止中、メンバーがそれまでやったことのないダンスに挑戦したという話をご存じでしょうか。活動再開後のパフォーマンスに、その経験が驚くほど活かされていたのを?て、この「初心者になる」効果の大きさを実感しました。
私自身も実践しています
・新しいAIサービスが出れば、すぐに使ってみる
・料理では常に新しいレシピに挑戦する
・行ったことのない場所へ出かける
・読んだことのないジャンルの本を手に取る
これらは単なる「新しい体験」ではありません。
本質は「わからない自分」「できない自分」と正面から向き合うこと。それがもたらす謙虚さこそが、初?を思い出させてくれるのです。
年齢を重ねるほど重要になる習慣
特に50代以降、心の老化は静かに進行します。
「もうこれ以上学ぶことはない」
「自分のやり方で十分」
という思考の罠にはまりやすくなるのです。
若い方にもぜひ知っておいてほしいですね。
年齢に関係なく、この「定期的に初心者になる」習慣は、あなたの感性と能力を鮮やかに保ち続けるでしょう。この習慣が身についていれば、ずっと若々しい心をキープできると思いますよ。
始めるなら今日から!
今週末、何か新しいことを始めてみませんか?
それが料理でも、プログラミングでも、楽器でも構いません。
大切なのは「わからない自分」と向き合う勇気です。
初心者になることを恐れず、むしろ積極的に求めていく。
それが「初心忘るべからず」を実践する最も確実な道なのです。
あなたも、次の「初心者体験」を計画してみませんか?
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。