
ダイエットしたいけど、目の前のケーキは食べたい
そんな経験ありませんか?
私たちは、普段あまり意識することはないかもしれませんが、驚くほど多くの矛盾を抱えながら生きています。まるで、心の中に複数の自分が住み着き、それぞれが異なる方向を向いているかのように。
例えば、
「一人の時間も大切にしたいけれど、本当に一人になると寂しくてたまらない」
「お金はたくさん欲しいけれど、お金持ちってなんだかずるいイメージがある」
「勉強は気が進まないけれど、テストで良い成績を取って周りに認められたい」
「健康でいたいけれど、好きなものを好きなだけ食べたり飲んだりするのを我慢したくない」
「人に迷惑はかけたくないけれど、誰にも束縛されずに自由に生きたい」
そして、多くの人が抱える根源的な矛盾。
「仕事は嫌だけど、お金は欲しい…」
これらの相反する思いは、まるで車のアクセルとブレーキを同時に踏んでいるような状態と言えるでしょう。前進したいという想いと、現状維持したいという想いが互いに打ち消し合い、エネルギーを浪費しているわけです。
「考えていることが現実になる」という法則を聞いたことがある人もいるかもしれません。しかし、もし私たちの思考そのものが矛盾に満ちていたらどうでしょうか?「新宿に行きたい!」と強く思いながら、同時に「やっぱり家でゆっくりしたい…」と考えていたら、アクセルを踏みながらブレーキもベタ踏みしているのと同じです。目的地である新宿に、いつまで経ってもたどり着けるはずがありません。
このように、矛盾した考え方を同時に抱えていると、エネルギーを浪費するだけで、なかなか思考が現実化しません。「お金持ちになりたい」と思いながら、「お金は汚いものだ」と心のどこかで思っていたら、お金を引き寄せるエネルギーは弱まってしまいます。「自由に生きたい」と思いながら、「人に迷惑をかけてはいけない」という強い罪悪感に苛まれていたら、本当に自由な行動を取ることは難しいでしょう。
しかし、自分の中に潜む矛盾に気づくことは、決して悪いことではありません。むしろ、そこから人生が面白くなるきっかけが生まれると私は思います。
「あれ? なんで私はこんな風に考えるんだろう?」
「この考え方は、今の私にはもう必要ないんじゃないかな?」
矛盾に気づき、その根源を探ることで、私たちは自分自身の内面を深く理解することができます。そして、「もう手放してもいい」と自分で選択することで、心のブレーキを解除することができるのです。
長年抱えてきた固定観念や、無意識の恐れを手放すことは、まるで重い荷物を下ろすように、私たちを軽やかにします。アクセルを踏む力が、ダイレクトに車の推進力に変わるように、私たちの想いも、よりスムーズに現実へと向かい始めるでしょう。
ダイエットしたいなら、ケーキを食べたいという衝動の裏にある感情に目を向けてみる。一人になりたいけど寂しいなら、他人との理想的な距離感を探ってみる。お金持ちになりたいけど罪悪感があるなら、お金に対する健全な価値観を再構築してみる。
もし今、あなたの人生が望む方向に進めていないと感じているなら、アクセルとブレーキを同時に踏んでいないか?一度、自分の心の中を静かに見つめてみてください。もし、矛盾を手放せなかったとしても、自分のことがわかると、面白いと思いますよ~
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。