
私たちは、日々の生活の中で、どれくらいの時間を「会話」に費やしているでしょうか?
友人や家族との楽しい会話、仕事での真剣な議論、時には見知らぬ人とのちょっとしたやり取り。私たちは、様々な形で「外側」の人々とのコミュニケーションを取っています。しかし、実は、私たちが最も多くの時間とエネルギーを費やしている会話は、外側ではなく、「内側」で行われているのです。
それは、まるで、頭の中で常にラジオが流れているように、ほぼ無意識のうちに、膨大な量の「独り言」を私たちは自分自身に語りかけています。
「今日のプレゼン、うまくいくかな…」
「また失敗したらどうしよう…」
「あの時、ああ言えばよかった…」
過去への後悔、未来への不安、そして、目の前の出来事に対する様々なジャッジメント。私たちの頭の中は、こうした「内なる声」で、常に騒がしい状態なのです。
そして、この「内なる会話」こそが、私たちのエネルギーを大きく消耗させている原因の一つである、ということを、あなたはご存知でしょうか?まるで、パソコンがバックグラウンドで常に多くのプログラムを動かしているように、私たちの脳も、この無意識の会話に多くのリソースを割いています。
しかし、パソコンと違って、私たちは、この「内なる会話」に気づくことが非常に難しい。なぜなら、それが、あまりにも自然に、あまりにも当たり前のように行われているからです。では、このエネルギーの無駄遣いを防ぐためには、どうすればいいのでしょうか?そのために、まず大切なのは、普段、あなたが自分自身にどのような「問いかけ」をしているかに気づくことです。
例えば、
「私は、本当にこの仕事をやりたいのだろうか?」
「なぜ、いつも同じような失敗を繰り返してしまうのだろうか?」
「将来、どうなってしまうのだろうか?」
こうした問いかけは、一見すると、真剣に自分自身と向き合っているように思えるかもしれません。しかし、多くの場合、それは、私たちを不安や迷いの中に引きずり込む、負のスパイラルへの入り口となっている可能性があります。特に、答えのない質問を自分に投げかけると、エネルギーをひたすらに消耗してしまうことになります。今の私の場合だと、「今度の検査入院で何かあったらどうしよう?」みたいな自分への問いかけは、ヤバいわけです。
そして、もう一つ、非常に重要なことがあります。
それは、あなたを不必要に不安にさせたり、迷わせたりするような情報を受け取らないようにすることです。
例えば、今なら、「トランプ関税で世界経済はどうなるのか?」といったニュースが、連日のように報道されています。もちろん、経済の動向にアンテナを張っておくことは大切です。しかし、あなたがデイトレーダーでもない限り、株価が明日どうなろうと、あなたの日常生活に直接的な影響はないはずです。それにもかかわらず、私たちは、こうした情報に触れるたびに、無意識のうちに不安を感じ、エネルギーを消耗してしまうのです。
また、テレビCMやSNSで何度も耳にする宣伝文句にも注意が必要です。
「今すぐ始めないと、損をする!」
「〇〇するだけで、簡単に成功できる!」
こうした言葉は、私たちの潜在意識に深く刻み込まれ、私たちの行動や判断に、大きな影響を与えてしまう可能性があります。無意識に刷り込まれる情報ほど、私たちの人生に大きな影響を与える。このことを、私たちは、常に意識しておく必要があります。
情報過多の現代社会において、私たちは、まるで荒波を航海する船のように、常に情報という名の波に翻弄されています。だからこそ、私たちは、羅針盤をしっかりと持ち、自分の進むべき方向を見失わないようにしなければなりません。
その羅針盤とは、他でもない、「あなた自身の内なる声」です。
あなたを本当に幸せにするものは何なのか?
あなたが本当に大切にしたいことは何なのか?
あなたの心の奥底にある、真の声に耳を澄ませること。
そして、あなたを惑わすノイズとなる情報から、意識的に距離を置くこと。
それが、あなたのエネルギーを守り、あなた自身の人生を、あなた自身の手に取り戻すための、最も確実な方法なのです。ぜひ、意識してみて下さい。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。