
死ぬって、怖いですよね?
生きている以上、絶対に避けられないことですが、そこで全てが終わってしまう感覚があるし、亡くなった人とは会うことはできない、そう思っていると思います。大好きだった人と二度と会えないというのは、本当に寂しいことだし、自分がそうなったら嫌だなと思います。
今日読んだ本『ふたつの世界の間で』の著者、タイラー・ヘンリーさんは、アメリカで冠番組を持つ、霊能者(本書の言葉ではミディアム)です。日本だと「オーラの泉」のような番組といえば、わかる人もいると思います。
本書は、彼の自叙伝的なものですが、その中核のメッセージは「死は、さよならを告げるべきことではない」というもの。つまりは肉体は滅んでも、魂として生前の記憶は持った状態で存在しているということを、彼はたくさんのリーディングを通して見てきていると言います。
彼がその能力にどう目覚めたのかや、世界がどう見えているのか、興味のある人は本書を読んでほしいです。ちょっとだけ紹介すると、誰かと話していても、その人の情報が周囲に見えていたり、その人の関係者と思わしき人がメッセージを伝えようとしてきたり、全く関係のないものが色々見えてきたりするそうです。そんな状況だと、目の前で話している人との会話に集中するだけでも、難しいと思いませんか?そういった能力をいかにコントロールするか学んだり、リーディングで見えたり、聞こえたりした内容を、どう伝えたらいいのか?自分のエゴをどう抑えてメッセージを受け取るのかなど、相当に困難な道を歩んでこられたんだなと思います。
もし、あなたが祖父があと1週間で亡くなるとわかったとして、それを回りにどう伝えたらいいのかは、相当に悩むと思いませんか?私なら、そんな役割はごめんだなと思います。そして、肉体的に亡くなったとしても魂はあるということを、見えない人にどう伝えるのかなんて考えたくもありません。自分が見えたり、聞こえたりするものを、ほとんどの人が把握できないと考えると、自分が異常なんじゃないかと思ってしまうでしょう。日本だと、どうしてみんなと同じようにできないんだ!と親に怒られそうです。こんなに多様性が大事、と言われる今でさえ、です。そう考えると、彼の特殊な能力を知っても、彼のことを応援してくれているという両親も、本当にすごいよねと思った次第です。
また、本書を読んでいて疑問に思ったことは「輪廻転生」と「天国と地獄」です。
実は、本書の後半に書かれていて、「輪廻転生」はあるとのこと。人は学んで成長するために生まれてくる。今生でいろいろなことを経験して学ぶけれど、さらに学びを深めるために、さらに生を受けるということらしい。その際、前世の記憶は邪魔になるため、忘れるとのことだが、肉体を離れると全て思いだすらしい。
また「天国と地獄」だが、亡くなった人との情報だと、死後、苦しんでいる人にはあったことがないという。著者は、そのことから「地獄」とは、宗教が、人が悪いことをしないようにするために考えた概念だとしている。このあたりのことを、キリスト教の国アメリカで発言するのは、相当に難しいと思うし、著者がイスラム教徒にどうみられるか、心配になってしまう。
とまぁ色々書いてきたが、著者の体験してきたことが全て事実だとする根拠を持ちえないものの、生と死について知りたいという方には、おすすめの1冊なのは間違いない。また、ネットフィリックスで著者の番組があるようなので、見れる方はぜひ!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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