50代からでも、自分の大好きなことを探せるのか?

50代男が、大好きなことを探しはじめたらどうなるのか?

都知事選を振り返る なぜ石丸伸二氏は165万票取れたのか?

 

七夕決戦は、現職の小池さんの勝利となりましたね。
政党の後ろ盾なく戦った石丸伸二さんが、165万票を獲得し2位。選挙前の知名度はそこまで高くなかったと思いますが、なぜこの現象が起きたのか?そして、選挙が終わって2日しか経ってないのに、「石丸構文」などの新語まで登場し叩かれているのか?思うところをまとめておきます。彼の躍進の理由はいくつか考えられますが、新しい選挙戦術と、討論会の少なさ、マスコミの扱いの3つがメインだと考えています。


1)新しい選挙戦術

 石丸氏は、動画と演説をうまく組み合わせた、いわば物量作戦を展開した初めての都知事候補でしたね。もともとYouTubeではそれなりに知名度がありましたが、東京での知名度は相当低かったはずです。そこで、街頭演説を圧倒的回数をこなし、撮影・拡散を積極的に勧めて口コミで知名度を広げる作戦をとったわけです。動画をLINEの友達に送ってくれ、と積極的に言っていたそうで、実際友人たちに動画を送ったという人もいたようです。普段、選挙に興味が薄い人ほど、友人からの紹介であれば見てみようかなと思うもので、このあたりは非常にうまい作戦だったと言えるでしょう。また、演説も1か所10分とか短くして、退屈な公約の話などせず、場が盛り上がる話をしたこと、また、強めのワードが多く入れ、それでいて短い文章でまとめるなど、拡散の効果が出やすくしたことも効果を上げたと思います。また、演説の場所も、自分を知らない可能性が高い場所を重点的に回るなど、戦略的だったと思います。


2)討論会の少なさ

 今、「石丸構文」が話題ですね。何か質問しても、質問で返されたり、定義の問題にされたり、話を微妙にそらされたりと、同じ土俵でコミュニケーションをとらないことで、場を支配するような話し方と言えるでしょう。なぜ選挙期間中にこれが露見しなかったのか?短い街頭演説で言いたいことだけを伝える作戦は、それを回避するためのものだった可能性がありますね。そして、討論会が少なかったことも、石丸氏のコミュニケーションの癖が露見しなかった理由の1つだと思います。ただ、現職の小池氏が登場するような討論会では、露見の可能性は低かったとも考えています。というのは、現職に各候補者からの質問が集中し、小池さん以外の候補者が、お互いに討論するような場にならなかった可能性が高いためです。今回、56人もの立候補があったことも、候補者間の討論が極めて少なかった理由ですが、それが石丸氏に有利に働いたと考えます。


3)マスコミの扱いの少なさ

 3つめの理由はマスコミの扱いの少なさです。今回、どういうわけか、東京都知事選の報道はすごく少なかったと思います。これは56人も候補者が出たから、ということも理由の1つかもしれません。選挙後のインタビューで石丸氏もマスコミに扱ってもらえなかったと言っていましたが、実際には、全体的に報道が少なかったのが、石丸氏躍進の原動力になったと思います。というのはもともと認知度が高かった小池さんや蓮舫さんは、一定のイメージが出来上がっていたと思います。ただ、石丸さんの場合、マスコミの露出が少なかったの功を奏して、先入観なしで言葉が受け取られたのではないでしょうか?おっして、石丸氏が戦っている裁判の結果も、7月5日に出ていたのに、選挙が終わるまでは報道されなかったことも、石丸氏に有利に働いたのは間違いないと思います。また、マスコミに質問されまくっていたら、選挙後に見せてしまったような態度が、選挙中に知れ渡ってしまったと思います。そうなったら165万票も獲得できなかったのではないでしょうか?

 


最後に、一気に注目された石丸さんが、手のひらを返したように叩かれていることについて。たぶん、彼の市長時代の動画を見ていたり、裁判のことを知っている人からすると、彼が2位をとれるとは思っていなかったと思います。「石丸構文」も、今にはじまったことじゃないですからね。石丸氏は、政治とマスコミが時代遅れだ!と言い続けていたので、彼の仮想的はその2つなのでしょう。旧来の政治家とは違う、新しい政治家としての期待感が彼の得票につながったと思います。ただ、もう1つの敵、マスコミへの対応で、選挙期間中に見えていなかった部分が露見した、ということだと思います。

 

ただ、マスコミ側のほうにも課題は多くて、選挙報道も全く進歩がないし、落選した人への質問の仕方は、工夫の余地があります。そもそも、石丸氏の市長時代のことをそこまで調べないままに質問するのは、マスコミやばいなと感じました。同時に、石丸氏をたたくにしても、人格攻撃はまずいなと感じています。確かに彼の態度は褒められたものではなかったと感じましたが、落選して気落ちしているところ、それを表に出したくない彼が、仮装敵としているマスコミへの受け答えが、彼を応援した人に失望を与えるものだった、というだけではないでしょうか?これで彼が考え方を改める可能性も、信じてみてもいいのではないでしょうか。そして、彼に投票した人のことを、悪くいうのもよくないなぁと思います。かつて悪夢の民主党政権を誕生させたりしたこともあるわけで、選挙で投票した人が、思ってたのと違ったという経験は、誰にでもあるんじゃないでしょうか?今回も、また1つの経験ということで、次に活かせればといいわけです。

 

ということで、あまり読まれる投稿ではないかと思いますが、個人的なまとめでした。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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